2023年もまた暑い夏を迎えています。
お元気で過ごされていますか?
私の周りではご自身やご家族が体調をくずされたというお話しもよくききました。
初夏から盛夏へのシフト、年々難しくなっている気がします。
きもの講師で日々のきもの率は高いですが「常にきものを着ている人でなきゃ」とか「一年に〇日着ています!」という前のめりな時期はとうに過ぎ(笑)
50代半ばまだまだ元気とはいえ、先行き何回、何年楽しめるだろうと考えると、気忙しいときは無理をせず、必要に駆られて着る場面でもいかに楽しく、何着ようかな~という心持ちでいられるよう、暑ければタンクトップ+テロテロパンツやリネンのロングワンピで心身とも楽~に過ごしています。
ブログも甘々で・・・気が向いたら書く感じですが、不思議なことにブログへのアクセスが増えていまして、見るとありそうでないきもの情報が人気なので、これからも何か参考になるようなことを書いていこうかな!と心改めた今日、早速書いています!
ということで、今日はですね、7月の装いの中から「浴衣」をテーマに事後報告的な記事を書きたいと思います。
時期遅いですが8月、そして来年もどなたかに読んでいただけたら嬉しいです。
着回しを仕事とプライベート、行く先や過ごす人とのシーンを考え、そして楽しみながら着合わせたこの一か月。
コーディネートで気遣ったポイントも添えつつ、ピックアップでまとめてみましたのでどうぞお楽しみください✨
さあ7月です!浴衣解禁!大人が一枚で浴衣を着るなら?
浴衣一枚では大人世代は少し心もとないと感じる方が多いのではないでしょうか。
私もそんな一人です。
理由としては
□浴衣は「家着」「家からご近所、花火や盆踊りくらい」という昔の固定観念(を習った)
□↑その固定観念が強い諸先輩から「(あら日中に浴衣一枚なの 少しはしたないわね)」と言われている気がする
□襦袢がない分、衿元がゆるくなりがちで実際だらしなく見える危険性もある
□足元が裸足だと人様やお店に上がるとき躊躇(足袋靴下を持って歩けばいいのですが)
などなどがあるかなと思います。
でも色柄や帯合わせ、帯結び(フォルム)を工夫したり、こものをプラスして格上げしたり、また足元も裸足なのか足袋的なものを履くのか、加減していけば品よく大人可愛く楽しめるよね~と思うので、私はかなり堂々と着て場所を選びながら出かけていますよ!
グラフィカルでPOPな浴衣はワンピ感覚で!大人見えは帯合わせがキモかな?
洋服でも人気のSOUSOU。浴衣もこんなにグラフィカルでポップです。これならワンピ感覚で「寝間着に見える」危険はありませんね!
浴衣レッスンのお稽古に着ました。
想いをつなぐ片身代わりの浴衣は、浴衣としてもきものとしても活躍させる!
祖母のそれこそ家着か寝間着だったろう浴衣を男物とつないだ片身代わり。
高校生向け浴衣レッスンの日に着ました。左右が分かりやすいように、そして帯も手順が見えやすいように無地にしてみました。
ヨットのブローチを帯留めにして遊び心を(ブローチなら高校生でもマネできるね!っと思って。)、マリンカラーで若々しく背伸びw
高校生をキーワードに狙って考えたコーディネートでしたが、反応はいかに?笑
大人もピンクまだまだ着るぜ!浴衣なら取り入れやすいかも?
人によって似合うピンクはそれぞれですが、好きで似合うピンクが見つかったなら、大人世代ほど「色」を取り入れたいもの!
なぜならピンクをまとうと幸せホルモンが出るから♡これ大事でしょう?
私の一番得意なピンクはサーモンピンク(やや強め)ですが、紫紺×つつじ色の絞りの浴衣もコントラストがくっきりでぼんやりしないピンクは着こなせるかも?と思って手に入れてありました。
二番目の注染の浴衣は可愛いモチーフも入っていて若向きかな?と思うものの、守備範囲内の中明度で青み強くないピンクです。
この二枚のピンクを大人コーディネートで攻略してみることに。
ポイントは「全体の色数を絞る(これ以上増やさない)。」もしくは「モノトーンを使う(すっきり効果狙い)。」です。いかがかな?
寒色の浴衣で叶う清涼感!青系は鉄板です。
色の力を借りて涼しさをお届けする作戦なら、やっぱり寒色がベスト。
緑もよいですが、青はよりクール感が出ます。青は日本人の好む色。様々な「青」があるので似合う青を見つけたいですね!
色の他にモチーフの力も借りてイメージをふくらませるとさらに涼感UP。
流水に鯉を泳がせてキラキラとシルバーのあぶくを添えたら、あら涼しい!
目から入る情報と肌に触れる色で、体感温度は実際変わります。
「暑い暑い」と口から出ちゃうときは「青」着ましょう!
ある日の浴衣レッスンでのさっぱりコーディネートでした。
こちらも青と白を基調の同じ色相でのコーディネート。浴衣レッスンの日。
浴衣にいる亀から連想、墨アートコラージュの半幅帯の水玉を池に顔を出してできる水紋に見立てて。根付も亀です♪
深い赤とベージュのトンボ玉で少し温度を添えたところがクールすぎると寂しかったり、冷たく見えがちな私の場合の小さな似合わせ。
若いうちはいいのですが、大人になると血色がないと疲れて見えるので私の場合は「あたたかみ」をどこかに入れて夏であっても温度を添えていますが、クールに全身まとめた方が似合う方もおられるので人それぞれですよ♪
いかがでしたか?
大人の浴衣の参考になったでしょうか☺私ははんなりとした花柄が苦手なので、選ぶものが偏っているかもしれませんね!
浴衣やきものは和風美人さんだけのものじゃないはず。
可愛い花柄が似合わない人やきもの体型ではない方にも素敵に見えるコツがきっとある!と信じて、それをお伝えするのが私のお役目かなと自分を鼓舞して(笑)アップしてみました~
まだ着ていない浴衣もあるので、この夏じゅうどんどん着てみたいと思っています。
楽しんでいただけたら幸いです!
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